ウォーレン・バフェット伝 「 スノーボール。」(注意:自伝ではない)
帯コピーには「バフェット氏が協力した唯一の伝記!」と入っている本書。
買ったはいいがずっと読もう読もうと思いつつ
何か気が乗らなくて本棚の飾りになっていた。
しかし、この度、一念発起して読み始めた。
結論:
駄本だろこれ。結局上巻の途中で読むのを止めてしまった。
内容が冗長すぎ。読んでて疲れる飽きる止めたくなる。
というわけで上巻の半分ほどで読むのをあきらめた。。
この本を頑張って上下巻1400ページ読むのであれば
他のバフェット本を読んだ方が読みやすいし参考になると思う。
バフェットになりたい方には本書はおススメかもしれない。
でも、バフェットから投資を学びたい方にはおススメしない。
本書であるがamazon.co.jp のレビューを見ると星4.5ポイントを獲得している。
へー。すごいね。高評価だね。(2013/07/27現在)
ちなみに本書の原書を出版した米国のamazon.comでは
評点は4.2ポイントだったりする(2013/07/27現在)。
翻訳書(日本語訳) ★4.5 > 原書(書かれた国) ★4.2
これって、翻訳が素晴らしい。そして日本の読者が素晴らしい!
というよりも有名人、権威、肩書に弱いといわれる
日本人の典型的な行動がここにもズバリ。
そんな感じですかな。
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儲勝太
追記:
誤解しないで頂きたい。
私はバフェット氏を尊敬している。憧れてもいる。
バフェット氏に関して書かれた著作は20冊以上読んでいる。
(バフェット氏自身は本を出版なさっていないので第三者が書いた本になる)
「バフェットからの手紙」などのオーディオブックは何回も繰り返し聞いている。
その上で申す。スノーボールの私的な評点は
バフェット氏に敬意を払った上で星2つ。本来なら★ひとつ。
スノーボール 第16章にこんなことが書かれている。
バフェットが若かりし頃、とある会社の株を買っていた。
当時の実績、実力のあるトレーダーがバフェットに
「どうしてその会社の株を買った?」と質問した。
バフェットは答えた「ベン・グレアム(バフェットの師匠であり高名な投資家)が買ったから」と。
その答えを聞いた男は言った。「ワンストライク」と。(空振りってことね)
男は「バフェットよ、他人の考えを鵜呑みにするな。自分で考えろよ。」
と言いたかったのだ。
投資家は権威や他人の意見や評価よりも
自分の考えに基づいて売買をしなきゃならないわね。
このスノーボールが良書だと思っている一定数の読者は
権威やネームバリューによるバイアスがかかりまくっているのでは?
でもそれって多分、「ワンストライク」。
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