本日読んだ本がこちら。
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■読書時間:約370ページ 約3時間の一気読み。
■内容:
名著「ストーリーとしての競争戦略」の著者楠木建氏による
経営者15名(最終1名は著者自身)との対談(インタビュー)。
登場する経営者は日本電算永守氏、ユニクロ柳井氏、マクドナルド原田氏、
BBT 大前研一氏、星野リゾート星野氏などなど豪華な顔ぶれ。
テーマは「好き嫌い」ついて前述の経営者にインタビュー。
何が好きで何が嫌いでそれが経営にどのように反映されているのかを探っていく。
■よもやま話(読後感やらテキトーに)
当たり前のことだが、
いろいろ個性豊かな素晴らしい経営者がいるものだと改めて感じさせられた。
で、「好き嫌い」がテーマの本書を読みながら
登場する経営者を好きか嫌いか判断しながら読み進める自分がいた。
読後自分なりに改めてそれぞれの経営者に対する
好き嫌いを分類すると以下の軸が思いついた。
目標設定型 - 自然の流れに乗る型
創業経営者 - プロ経営者(創業者ではないの意)
もう少し抽象的な軸だと
論理的意思決定型(左脳型)-感覚的意思決定型(右脳型)
で、自分が好きな経営者は
目標設定型 - 創業経営者 - 感覚的意思決定型 であるようだ。
今まで仕事をしてきた経験からして、
上記のタイプの経営者(リーダー)の率いる組織と仕事をすると成果があがった記憶あり。
相性ってあるよな。
逆に自分がこの経営者と仕事したらやり辛いだろうな。と思う方も数名いらした。
プロのスポーツ選手が監督変わった途端にパフォーマンスが
ガラリと変わるのも同じようなことなんだろうな。
そういうことが40近くになってから理解できるようになった。
それはさておき、本書にて強烈な経営者との対談を読んでて
最近ビジネスマンとしての実力をつける努力が不足してる気がしてきた。
経営力や人間力を養うことをもっと意識しよう。
後、読んでいて楠木氏のインタビューの入り方が上手だなと感心させられた。
まず最初に相手を気持ちよくさせると同時に自分との共通項もさりげなく盛り込んで
場の雰囲気を整えてから次第に本題へと入っていく感じ。
事前に相手のことを子供時代からのエピソードや現在の趣味などに至るまで調べつくし
インタビューのストーリーも考えてるって感じ。さすがプロ。営業力も一流ですね。
■この本をオススメする方
・経営者を目指す方。文句なしに一読の価値あり。
・営業マンとして。楠木氏の商談(?)の導入部分は学ぶところあり。
・転職をお考えの方。理想の頭領のタイプを考えるヒントに。
・ビジネスマンとして。偉大な方々から刺激を頂きたい方。
■この本をオススメしない方
・公務員、転職する気のない方。
・本を読むヒマもないくらい忙しい方。
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儲勝太