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今日の読書:人生確率論のススメ 勝間和代著

本日読んだ本がこちら。

個人的おススメ度:★★★★★


■読書時間:kindleにて 1時間ちょっと

■内容:
人生確率論のススメ?運でなく、確率を支配しよう? (扶桑社BOOKS新書) ← でご確認くだされ。

■よもやま話(読後感やらテキトーに)

投資のアドバイスを人から求められて、真剣に考えに考えて
「これこれこうやると月間利回り2%くらい確保できそう。」
と回答する。

すると、何かガッカリされる。

そうか。ごめんね。
あなたは1ヶ月で2%増ではなく、2倍になる情報が欲しいんだね。
残念ながら月利2%程度のネタでは満足できないってことね。。

でもね。
以前にも書いたけど月利2%を複利で10年運用したら元本が10倍に増えるんだよ。
100万円が1000万円になるんだよ(注:税金考慮したら7倍くらいかな)。

いつも運がいい人って
別に1ヶ月で元金を2倍にできるネタを持ってる人じゃないんじゃないかな。
毎月2%ずつ利益を積み重ねられる人なんだと思う。

時計の短い針がいつの間にか進んでいるように少しずつ着実に進み
それがふと気づいたら他人にその進み具合だけを見られて「運のいい人」
って見えてしまう。そんなものかなと。

トヨタがスゴイ企業でいられるのは
決して売上や利益が2倍になる経営アイデアで成り立っているわけではない。
1人の社員さんが世間一般の会社員の2倍3倍の働きをするわけでもない。

上流工程からお客様のところに至るまでの幾百幾千のあらゆる工程、意思決定過程において
0.1%の付加価値を高める努力が積み重ねられている。勝てる選択がなされている。
だからトヨタがスゴイ企業でいられるのではないかな。そう思う。

こんな感じ。
1x1.001x1.001x .... x 1.001 = すごいトヨタ

ちなみに上式、上流から下流まで0.1%の積み上げを
1000工程繰り返したら2.7倍、
1万工程なら何と22000倍まで付加価値が積み上がる。

人は起きてから眠るまで1日にする選択の数は70回とも1万回とも言われている。
私に言わせると無意識の選択を含めると1万回どころではない気がするが
仮に1日70回の選択だったとしても1年に直すと選択回数は2万回を超える。

その1回1回の選択において0.1%でも、せめて0.001%でも
プラスの価値を得られる選択をし続けたとしたら、
1年後にはどれだけ大きな差になることだろう。

私、月利どころか年利0.1%でも運用成績を上げるために
結構な時間とマンパワーをつぎ込んでいるなあ。と。
それらの確率論的選択のお陰様で今の運用成績があるのかな。

と、そんなことを本書を読みながら考えたのだわさ。
そんな本。

良書だと思う。



■この本をオススメする方
・投資で勝つ側に立っていたい方。
・勝負事で勝つ側に立っていたい方。
・「何か不思議と運がいい」って言われる人になりたい方。

■この本をオススメしない方
・とにかく世の中は運が全てだ。と考えたい方。
・とにかくdisることが生きがいの方。
・本を読むヒマもないくらい忙しい方。

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