ロング:ショート戦略を採用している自分として
最近ヘッジに使っているのがこれ。
日経平均が1%上がるとこのETFは2%下がるというシロモノである。
これまでは1321日経225連動ETF、1306TOPIX連動ETF、1570日経レバレッジETFの
ショートで建玉のバランスを取ることが多かった。
ただし、これらのETFのショートだと時に逆日歩が1日5円、50銭がついてしまう。
これは年利換算で10%くらいの金利負担になり、
これが積み重なるとバカにならない金額になってしまう。
この前など1週間気づくと毎日1万円以上が逆日歩で消えていた。
そんなわけで、先日より1357のETFを利用することにした。
これならロングなので逆日歩の心配がない。
建玉の方向が今までとは逆なので始めはやや戸惑うが慣れたら何とかなりそうである。
なお、当ETFをヘッジに利用する際、考慮が必要と思われる点は以下。
メリット:ヘッジに必要な投資資金が小さく抑えることができる。
デメリット:ブルベア2倍のETFは長期保有には不利に働く。
(詳細はこちら参照。後、各ETFの説明資料(目論見書等)にも明記されている)
資金効率が上がる分のメリットがブルベア2倍ETFのデメリットを上回ると考えるのであれば
ヘッジとして利用しても良いのではと考えている。(下記試算参照)
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試算 : 1倍型ETF と 2倍型ETFの比較
条件1)自己資金 100
条件2)レバレッジ3倍まで建玉可能(即ちこの場合 100x3 で300まで建玉可能)
条件3)ロング:ショート比率は 1:1
(β値への考慮についてはここでは便宜的に割愛する)
■1倍型ETFによるヘッジ
買建 150(主として個別株)-(A)
売建 150(1倍型ETF1306、1321など)
■2倍型ETFによるヘッジ
買建 200(主として個別株)-(B)
売建 100(2倍型のETFを利用)
(B)÷(A) = 1.33
というわけで、
2倍型ETFを使うと従来の1倍型ETFに比べて建玉を33%増やせることとなる。
この建玉増加分33%で2倍型ETFの不利分以上の利益を確保できるなら
ヘッジとして 1357日経ダブルインバースの採用はあり。
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もっとも、フルレバレッジとかってあまりやらない方がいいのかもしれないけどねwww
とは言いつつも、ロング側(もしくはショート側)の銘柄選択が上手になされており、
且つ複数銘柄で分散されたポートフォリオができていれば、レバレッジが効いていても
相場全体の上げ下げに関係なく安定した運用が可能になる。と私は思う。
ちなみに今の私のロング:ショート戦略のポートフォリオは
ロング 26銘柄:ショート1銘柄(1357ETF のロング)である。
(個別株のショートは最近自信がないのでやっていない。)
運用成績はこの1週間、見事に逆噴射してるけどね(苦笑)。
まあ、それでも今までにこんな感じに試行錯誤を繰り返し
ロング:ショート戦略で1億円以上の利益を上げてきているので
少しでも参考になれば幸いなり。
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追記(160130):現在はこんな感じでやってます。