買った売った儲かった

もしくは売った買った儲かった

競馬のアノマリーを考える(馬券の偏りを求めて)

私は効率的市場仮説を信じていない。
市場は常に歪みを内包しており、その発見と利用が
売買益につながると経験則的に知っている(つもりである)。

例えばアノマリーの存在がその代表的なものであろう。

さて、昨晩、兼業馬券師の方と食事をする機会を得た。
私は競馬をしない。約25%という控除率を考えると勝てる気がしない。

とはいえ、公務員やサラリーマンで競馬で億単位の利益を得て
国税から追徴課税を求められるニュースなどを目にすると
競馬にも再現性のある投資法も存在するんだな。と考えさせられる。

と、そこで、兼業馬券師さんと話をしながら競馬の必勝法(?)を考えてみた。

自分なりの結論を書く。
1、オッズが全て。
2、オッズの歪み、偏りは存在する。
3、オッズの歪み、偏りの大きさが控除率以上のレースに賭ける。

こうなった(笑)。もはや競馬ではなく、オッズゲームである。


以下考え方を簡単に説明。

1、オッズが全てを表す。について
日本の競馬はブックメイカーが存在する勝負ではなく、
JRAが胴元となって参加者の賭け金を再分配する仕組み。

従って競馬参加者(馬券を買う人)の勝負する相手は馬でもジョッキーでもJRAでもない。
敵は自分と同じ競馬参加者である。

その参加者全ての意思がぶつかり合って形成されるのがオッズである。
オッズ表こそが戦場である。競馬場も前走も血統もオッズを形成するための一要素。

2、オッズの歪み、偏りは存在する。について
オッズがそれぞれの馬の勝率を正しく反映しているわけではない。ということ。
実例を挙げると
七夕賞では他レースに比べて枠連「7−7」の馬券がよく購入される。
・年初の重賞レース金杯では馬番、枠ともに「1」が多く購入される。

馬券を買うのは人間だから心理的な要素は排除できない。
上記の他にも
・天気
・3や7などのラッキーナンバー
・馬の名前(縁起が良い名前など)
・当日のレースにおける既に終了したレースの配当傾向
などからも大なり小なり偏りを発見できるはず。

3、歪み、偏りの大きさが控除率以上のレースに賭ける。について
一番の問題点はこれ。
単勝複勝が馬券の中で一番払戻率が高い(80%)。
それでも偏りが1.25倍以上ある馬券でないと期待値が1を超えない
(0.8 x 1.25 = 1)という難易度である。(表現と計算合ってる?)

18頭立てだと買い目は以下の通りとなる。カッコは払戻率。
単勝複勝 18点(80%)
枠連 36点(77.5%)
馬連 153点(77.5%)
馬単 306点(75%)
3連複 816点(75%)
3連単 4896点(72.5%)

偏りが強く出やすそうなのは買い目の多い3連単かもしれないが払戻率72.5%
せめて馬連の77.5%で勝負すべきなのか?

んー。やはり、まだまだロジックとしては弱いなあ。組み上げられてない。
しかも、既に数万人の競馬ファンの方が検証済みのような気がするし。

データベースが整備できれば研究してみたいなあ。
競馬アノマリーの研究的な領域だよな。データいじってて楽しそう。


それにしても、この考え方って
株でいうところのテクニカル派だよね。
1、株価(チャート)が全て。というところからして。

私は株式売買ではファンダメンタル重視派なんだけどね。
競馬だとテクニカル派の考え方が導かれてきたわ。あら不思議。

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