参考になった本のご紹介。
- 作者: 田渕直也
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/04/11
- メディア: Kindle版
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■個人的おススメ度(最高で★x5):★★★★★
■読もうと思ったきっかけ:
この本、以前このお方をはじめとして考え方を学ばせて頂いている投資家さん複数人が推奨なさっていたので以前より気になっていた。
先日ふとアマゾンで検索かけるとkindle版が出ていたので入手してこの週末に読んでみた。
■読書時間:約2時間半 (kindle版)
■内容:副題が「金融市場のプロが教える最後に勝つための哲学 」
マーケットでは確率論で考えて取り組んでいかないと長期に渡っては生き残っていけませんよ。ということを易しく解説して下さる本。
タイトル中に確率論とあるが、本文の中に難しい数式などはほとんど出ない文系にもやさしい本。
■よもやま話(読後感やらテキトーに 私なりの解釈)
・マーケットは複雑系で不確実なものである。
・従って、失敗(損失)の発生は避けられない。
・大切なのは損しないことよりも損が出た時の対応。
・不確実なマーケットで勝ち残るには勝率の高いものを選んでいく必要がある。
・個人が学習や経験などから勝率を上げていくことは可能。
・ただし短期では結果に繋がらない場合がある。
・長期で見ると大数の法則に従って収束していく。
・というわけで、(1)検証可能な(2)再現性のある投資手法で、(3)試行回数を多く行う。という方針で相場に取り組んでいこう。と思った次第。
・今までの自分の考え方、やり方で合っていることが理解できてありがたかった。
・今まで以上に軸がぶれないように上記方針を守っていこう。
・この本は読んですぐに相場に強くなる、儲かる本ではない。
・ただし、相場に対する地力を養ってくれる良書である。
・再読する価値がある本。また後日読み返そう。
■この本をオススメする方
・相場力を向上させたい方。
・相場における正しい確率の考え方を学びたい方。
■この本をオススメしない方
・楽して儲かる銘柄情報だけを求める方。
・本を読むヒマもないくらい忙しい方。