買った売った儲かった

もしくは売った買った儲かった

SMAP解散とシャープ救済の共通点

SMAPの解散を巡ってこんな報道が気になった。

国会で民主党の議員→首相がSMAPの解散について感想を求めたり
政治家の方々が解散しなくてよかった的な発言をなさっているそうな。

www.sankei.com

その他、ナゼか財界からもSMAP存続を求める声が報道を通じて伝わってきたり。

みんなSMAPのメンバーの心配ではなく、自分の欲得で発言してるっぽいよね。

 

さて、次に経営危機に陥っているシャープに産業革新機構が出資するそうな。

f:id:kattauttamoukatta:20160123075155p:plain
引用元: シャープ再建、革新機構主導で大筋合意 :日本経済新聞

海外から好条件でシャープ買収に手を挙げている鴻海にではなく、
産業革新機構の下で生存し続けようというわけね。

ふーん。どっちが経営力あんのかな?

 

このSMAP解散とシャープ救済について
両方とも「現状維持バイアス」が働いている気がしている。

d.hatena.ne.jp

 

簡単にいうとこんな気持ちが強いからこうなってるのでは?

SMAPは20年以上お茶の間テレビで慣れ親しんできたグループだから
解散したら喪失感が大きそうで嫌だ。

シャープは高度成長期から日本経済を支えてきた家電大手の一角だから
倒産したり、海外企業に買われるのはもったいない。

 

現状維持バイアスって、年齢を重ねるたびに強くなる傾向がある。

年喰ってくると新しいレストランに行かなくなったり
新しい音楽や服に挑戦しなくなったりする。
これも現状維持バイアス

老いてくると変わることへの拒否反応が強くなる。ということ。

というわけで、
SMAPとシャープの報道を見ていて「現状維持バイアス」の存在を感じ、
日本社会が老いてきてんだろうな。と考え至っている。

 

また、日本全体が高度成長、若かりし頃だったら
世間の論調はこんな感じだったかなとも考えたりする。

SMAPは解散しても、それぞれのメンバーが新しい世界を切り拓いてくれるかもしれない。
茶の間のテレビを通じて、ネットを通じて新しい世界を私たちに見せてくれるかもしれない。
また、新しいグループがSMAPの後を埋めてもっと成長してくるかもしれない。
新しいドラマの幕開けじゃ。

シャープは海外企業の傘下で新しい姿に生まれ変わるかも。
鴻海とともに世界にその技術力を見せつけてくれるかも。
シャープに代わる新しい企業が伸びてくるかも。
日本の底力みせてくれようぞ。

と、そんな感じかしら。

 

現状維持バイアス。これって茹でガエルに通じるからなあ。

気をつけよう。

(どうでもいいことだが、SMAPとシャープの共通点始まりが S で終わりが P だね。ホントどうでもいいことだけど。あと、STAP細胞ってのもあったな。そういえば。)

 

当ブログの情報の追加、変更、修正、削除等により利用者または第三者に生じたいかなる損害についても当方は一切の責任を負いません。投資は自己責任でお願いします。