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ロングショート、ETF1357と1570を使ったヘッジについて

当ブログ、ロングショートについて調べててお越しになる方が多いみたい。

この記事をご覧になっているみたい。何か真面目に書いてるなあ。
えらいや。以前の自分。

kattauttamoukatta.hatenablog.com

これって、ロングショート戦略というより
マーケットニュートラルっていうらしいね。この前知った。

それはさておき、
最近自分がやってるロング:ショート比率のバランスのとり方についてご紹介。
前回から少しだけ進化した(と自分では考えている)。

1357日経ダブルインバースにせよ1570日経レバレッジにせよ
ブルベア2倍型のETFは以下のようなデメリットがある。

1)長期保有した場合、日経平均とのズレが少しずつ出てしまう。
2)日経平均が急速に上下に動いた場合、ETFの評価額はその2倍の比率で動いてしまうためヘッジとしてのバランスが崩れる

上記1)のデメリットについては前回のブログで
資金効率があがるのでデメリットを打ち消せる可能性が高い。と書いた。

で、上記2)の問題についてはもう少しわかり易く説明すると

 

日経平均1万円の時に以下の建玉をしたとする。
建玉 個別株 2000万円
建玉 1570日経レバ 1000万円(実質 2000万円分をカバー)

これでロング:ショート比率は1:1となる

 

この後、日経平均が1万1千円(+10%)まで上昇
個別株も同じく10%上昇したとする。ここでETFは2倍動くので

建玉 個別株 2200万円
建玉 ETF2倍 800万円  (実質1600万円分をカバー)

上記のようにロング:ショート比率が
2200万円:1600万円、1.375:1と崩れてしまう。

(上記の1570日経レバの売建を1357日経ダブルインバースの買建にしても同じことである。)

こまめにリバランスしてやればいいのだろうが、手数料、手間がかかる。
そして何より最近のように短期間で上下にぎっこんばったんと動かれると
1日で大きくロング:ショート比率が崩れたりする。

 

そこで最近採用している方法は以下の通り。

1357日経ダブルインバースの買い(売り) と
1570日経レバレッジ をの売り(買い)を
同金額分建玉してバランスを取るようにする。である。

単純でしょ。

先ほどの例と同じように説明すると

(※記述に間違いあり。正しくは2016年10月24日のコメントを参照ください。)

日経平均1万円の時、

建玉 個別株 2000万円
建玉 1357日経Wインバ 500万円
建玉 1570日経レバ 500万円
これでロング:ショート比率は1:1

日経平均が10%上昇。個別株も10%上昇で

建玉 個別株 2200万円
建玉 1357日経Wインバ 600万円(実質1200万円カバー)
建玉 1570日経レバ 400万円(実質800万円カバー)

ロング:ショート比率は2200:2000、すなわち1.1:1となる。
先ほどの 37.5%のズレに比して10%のズレに抑えられる。

これでロング:ショート比率の崩れによる意図せぬ損失を避けやすくなる。

注意点は1570日経レバの逆日歩だが、最近は発生していない。
あと、5月中旬のETFの配当確定日。
これをミスると不要な手数料が発生する。
 

kattauttamoukatta.hatenablog.com

今年は同じ失敗を繰り返さないようにこの期間は配当確定日が異なる
他のETFを利用しようと計画している。

以上、ご参考まで。

 

おまけ:

今の建玉はこんな感じ。個別株約100銘柄のロング。
それを1570(売建)と 1357(買建)でヘッジしている。

 

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