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買った売った儲かった

もしくは売った買った儲かった

トレーダーの精神分析 ちゃんと読めば投資力が上がる本。

この本読了。良書だった。

今ならkindle読み放題サービスの対象だわ。

 

トレーダーの精神分析

トレーダーの精神分析

 

 

どのように株を売買すればよいか。ではなく、
いかに学び、成長していくか。について書かれた本。

ハイライトした箇所をいくつか紹介。

 

「強気相場を自分の腕と間違えるな」

まさにその通りだなと。上げ相場だと増える儲け自慢のブログの多さよ。自戒を込めて。 

 

ベテラントレーダーと大胆なトレーダーはいるが、ベテランで大胆なトレーダーはいない

長く相場をやってる方って臆病なほどに慎重だわな。

 

同教授はチェス名人の正規の指導と成績の間には多少の相関関係があるとしているが、将来の成績を占ううえでコーチによる指導はほとんど予測変数には入らない。将来の勝敗を決めるのはむしろプレーヤーの累積的な練習時間と読破するチェス専門書の冊数であるという。

興味深かった一文。相場にも通じるものがあると思った。

 

謙虚さを失ったトレーダーは、遅かれ早かれ自ら墓穴を掘ることになる。チャンスはまたやって来るので、損失などはすぐに取り戻せると考えるトレーダーは、その楽観的な自信ゆえにお金の価値というものが分かっていない。パブロによれば、「この世界の恐いところは人間を変えてしまう」ことで、皮肉なことに大きな失敗だけでなく、大きな成功もよくそのトレーダーをダメにしてしまう。大きな成功を手にし、贅沢な生活に慣れたトレーダーは、心理的にももう一度謙虚に学び直すということができない。 

謙虚さ。確かにこれを忘れたころにいつも痛恨の一撃を喰らう。 

 

新しいマーケットに適応できるかどうかは、そのトレーダーの心がフレキシブルかどうかによって決まる。いいときに資金を蓄えておけば、苦しいときでも耐え忍ぶことができる。技術は直線的ではなく循環的に向上していくので、それに応じてトレーダーも変わっていかなければならない。トレーダーは「すべてが変わっていく」ということを肝に銘じるべきだ。 

循環的というからせんを描いて上昇していくイメージ。 

 

 彼ら・彼女らがトレーダーとして成功しているのは、素晴らしい指標を見つけたからでも、またはトレーディングの秘策を持っているからでもない。単に自分の適性と能力を生かせるニッチを見いだしたからにほかならない。彼ら・彼女らにとってトレーディングは心からおもしろく、また経済的な見返りも大きいので、その学習曲線がぐんぐんと上昇しているのである。このようにその人の適性と能力、チャレンジ精神などが一致しないと、トレーディングの分野でも成功することはできない。

 自分に適正に合ったやり方、戦場の発見。これってホント大切だと思う。

 

 「ストレスを引き起こす刺激状況に慣れるベストの方法は、安全な状況の下で繰り返しその状況を追体験することである」

これ、何かわかる気がする。ただし自分でどうやってその状況をつくり出すかはわかってないけど。

 

 確信的な結論は、「トレーダーが抱えている心の悩みの多くは軽度の心的外傷である」ということである。そしてそうした心のトラウマの多くはトレード以外の要因ではなく、トレードそのものの問題によって引き起こされている。もっと具体的にいえば、トレーダーがそうした心のトラウマを抱くのは、①正しい訓練を受けないでトレードした、②資金規模と自分の能力を超える大きなポジションを取った、③頻繁なトレードを繰り返して破産のリスクに直面した――ときである。

 なるほどそうかも。トラウマあるわ。

 

 「われわれが力ではなく、最後の審判者としての理性によってトレードで生計を立てるとき、勝利のベストの収穫物は最高の判断力と実行力である。利益の大きさとはそうした生産能力を反映したものである」     ――アイン・ランド

 そうか。利益は副産物と考えるのもありだな。

 

実はトレードで利益を出したり、トレードをするのかどうかということはそれほど重要ではない。大切なことは自分を自己決定力のある自由な存在にするための人生を見つけることである。これと同じようにトップトレーダーやトップパフォーマーになることが重要ではなく、自分の才能を表現し、自らの真価を発揮できる活躍の場を見つけることこそが大切なのである。 

大切なのは自由の獲得だ。 

 

500ページ近くあり、とっつきにくい感じもある本だったが自分にとっては読書に費やした時間対効果においてリターンの方が圧倒的に高い本だった。

トレードの経験をある程度積んだ方向け。手詰まり感を感じている方、成長意欲の強い方向け。

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