株の本や投資雑誌を見ると「1億円」を目標にしたものが多い。
実際に株で1億円以上稼いだ自己体験から億を稼ぐのもいいけどその前に知っておいた方がいいよ。と思うことを書く。
先日発売のプレジデント誌に興味深い特集が出ていた。
読んで字の如く。あなたが恨みを買う原因 ビジネスパーソン300人調査。
で、恨みを買うランキング上位がこちら。
自分的に身に覚えあるわー。ランキングの結構な項目に該当する気がする。何かと妬まれてる、嫌われてると感じるわ。
というわけで、
1位の高年収。実に2人に1人が羨ましいと回答。でもこれって多分労働所得による高年収への数字だよね。これが投資による高年収だとどうだろう。不労所得によるものとみなされて嫉妬比率はもっと高いんじゃないかと思う。不公平だ。何かズルい。汗かいて働けよとか。
次に、3位の高貯蓄。高貯蓄の定義はわからないけど、とりあえず投資で1億円稼いだらよほどの散財をしない限りは高貯蓄。これだけで3人に1人から恨みを買える。
じゃあ、自分が株をやってること、稼いでいることを人に知られなければ良いじゃない。と思うかもしれない。
でもこの表によると嫉妬される要素はまだまだある。
投資で億を作れるくらいなら多分財務スキルや経済知識などがあるだろうから 4位頭の回転が速い and/or 5位仕事がデキる に該当していることだろう。これでまたそれぞれ約3割の人から嫌われることができる。
さらにメンタルが強くないと下げ相場などの逆境期に耐えられない。億を作るくらいになるとその過程で精神的に相当タフになる。またこれでも4人に1人から嫉妬を受けることができる。
というわけで早い話、株で億を稼ぐとその過程と結果から大多数の他人から嫌われる。場合によっては身内からも攻撃を受けたりする。これは結構きつい。
もっとも株で稼げるようになると人づきあいが変わってしまう。というか変えざるを得ない。
従来の仕事の付き合いはほぼ切れる。話しててつまらなくなるし、時間の無駄に思えてきたりする。それを相手に気づかれないようにしていてもどこかで相手も感づくし、こちらも気疲れしたりする。関係を遠くした方がお互いのためになる。
古くからの友人であっても職業がサラリーマンだと同様の理由から大半が疎遠になってしまうと思っておいた方が良い。
で、すっ飛ばして結論。株で億を稼ぐと今までの人間関係の中では孤独になる。人間関係の断捨離が必要になる。自身の所属レイヤーが変わると考えておくこと。次のレイヤーで新しい人間関係の構築を図った方が良いぞ。
そうしないとこんなネットの片隅でこのように独り言とも愚痴ともつかぬ駄ブログを書くことになる。
今もなお自分はここのところで何かともがき続けているのである。
調査が出てたプレジデント誌はこちら。