うねり取りの銘柄の検討について。続きです。
林輝太郎先生の本ではPCのモニター上でチャートを見る弊害として
縮尺が勝手に変わるという点を指摘なさってます。
一例を紹介するとこんな感じですね。
同一期間における2銘柄の日足チャートを比較してみます。
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パッと見では上の銘柄も下の銘柄も
おおよそ同程度に上昇したチャートに見えますが
上は5000円 → 6500円と1.3倍に上昇したチャート。
下は1500円 → 4500円と3倍に上昇したチャート。
と値動きの内容が全然異なっています。
しかしPC上での表示はご覧のとおりです。
確かに、これではゾウもアリも同じ感覚で扱うようになってしまいます。
うねりっぽく言えばさざ波も嵐の大波の衝撃も同じように感じてしまいます。
株価の変動感覚を養うという目的においてはやはりPCの利用は
手軽で便利のようで実はとても遠回りのやり方なのかもと思えます。
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儲勝太
追記:
というわけで、この縮尺変更の対応策として、株価データをダウンロードし、
エクセルにて統一単位でグラフが表示されるように加工しました。
ちょっと手間ですがこれでうねり取りの銘柄の検討をしています。
(尤も、本の教えに従って素直に手書きグラフを書けばいいんですけどね。。)