買った売った儲かった

もしくは売った買った儲かった

買っても売らなきゃ儲からない。

株のセミナーなどでどんな株を買えば儲かるかだけを聞きに来ている方がいる。
前半の講義部分は居眠りをしているが、後半の推奨銘柄だけは起きてメモを取る。

でも、そういう方が株で儲けられるとは思えない。
ナゼならその株をどこで売ればよいかわからないからである。

推奨銘柄と同時に目標株価も教えてもらってる。というかもしれないが、
そんなものあてにならない。相場環境の変化や個別材料で日々変化する。

まいた種から芽が出てやがて葉をつけ実をつけて熟れてきたら収穫である。
植物ならまだわかる。しかし、株価の収穫時期はわかりにくい。
熟れ時が一瞬であったり、しぼんだと思いきや翌週には3倍の実をつけたりする。

雑誌も講師も買い推奨はすれどもアフターフォローまではしてくれない。
将棋のように株価予想が終了した後に感想戦でもあれば良いがほとんど見たことがない。
この点競馬新聞の予想と大差ない。推奨しっぱなし煽りっぱなしである。

まいた種はちゃんと実を刈り取らなきゃ食べられない。
買ってもちゃんとした時期に売らなきゃ儲からない。
でも、教えてくれる人は皆無に等しい。

みんなスリルが欲しいだけ、楽して儲けたいだけなのかな。

相場で長く勝ち残ろう、実力をつけたいと思うのなら
結局は買い時も売り時も自分で考えて行うのが一番確実なやり方だと思う。

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儲勝太

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