ギリシアのビックリ国民投票を受けて大幅に下げた昨日の日本株式市場。
今日は日経平均が半値戻し強の上げをみせて大引けとなった。
さて、今日の戻りが弱いか強いかの議論はさておき、
パニック的な売りが落ち着いた後の上げについては注視が必要。
早い話が、今日、新高値をつけた銘柄を買おうってこと。
なぜなら総崩れの投げ売りが出た後は好業績の株から買われる。
で、経験則からそれを追っかけた方が利益を確保しやすいので。
=======
思考の順番をもう少しわかりやすく書いてみる。
1a)通常時、業績が思わしくても株価がズルズルと下がっても株を保有し続ける人が多い(塩漬け)。
1b)通常時、上昇トレンドが終わったことが明らかでも何となくそのまま株を保有し続ける人も多い(愛着)。
2)そこに突如、市場参加者の予想以上、もしくは予期せぬ強烈なパニックが起きる。(今回のギリシア国民投票の結果みたいなやつね)
3)パニックは上記の1a)も1b)も巻き込んで強烈な売りを市場に引き起こす。
4)上記3)のために株価は下がる。また、市場参加者におけるキャッシュポジションが高まる。
5)やがて時間とともに市場が落ち着いてくる。
6)投資家が再びキャッシュを株に換えようと買いを入れてくる。
と、ここで考えてみてほしい。
投資家がここで買うのは上述の1a)1b)であろうか。
それとも前から気になっていたけど高くて買えなかった好業績の成長期待の株だろうか。
(しかも、今その好業績株の株価はパニックによる下げで安くなっている。)
というわけで、
7)好業績の株が先に買われ、株価の回復も早い。
という結果になる。
さらに、ここで市場全体の株価が回復する前に
パニック前の高値を抜いてきた銘柄は更に強いといえる。
さらにさらに、ここで新高値をつけてきた銘柄は
市場参加者が注目している株であり、この後も強い値動きをすることが多い。
(ここでいう新高値とは上場来高値、もしくは数年来高値くらいのニュアンスね)
そんなわけで、今日、新高値を付けた株は要注目だなと。
ちなみに新高値銘柄はここで確認することができる。ヤフーさんありがとう。
年初来高値更新:株式ランキング - Yahoo!ファイナンス
なお、新高値を買うやり方についてはこの本が参考になる。
ご参考まで。
- 作者: 林則行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 45回
- この商品を含むブログ (5件) を見る