投球は球を投ずる。投資は資金を投ずる。
さて、プロ野球界一の著作家、野村監督(ノムサン)の著作を読んでいると「投球の原点」という言葉が出てくることが多い。
簡単に要約すると投球の基本は外角低めへのコントロールである。速球が無くても、すごい変化球が無くてもこれがしっかりとしていれば何とか生き残れる。
投資の原点は何かと考えると、やはり好業績の株を安く買う技術ではないだろうか。最新の金融工学や科学、ITの知識が無くても、チャート分析ができなくても、これさえしっかりしていれば生き残れると自分は考える。
投球の原点能力を養うには走り込みが大切と言われるが、投資の原点能力を養うには読み込み(各種書物、四季報、決算書などなど)が大切だと思う。どちらも地味な積み重ねが必要ね。
一朝一夕には身に着かない。だからこそそこに差別化が発生する。