買った売った儲かった

もしくは売った買った儲かった

比率で考えやすいもの考えにくいもの(前者株価。後者自己資金。)

今日も昨日に続いてそれなりの損失が出ている。その損失の痛みを眺めながらこんなことを考えた。

株式売買を比率で考えることについてである。対象は主に株価と資金のふたつ。

 

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(連日の8ケタ損失を計上。投資人生2回目の体験。)

 

まずは株価に対して。投資をやっていて株価が30円下がった100円上がったなどとは考えていない。

昨日対比なり半年前対比なりに3.8%下がった。12%上がった。というように比率で考えるようにしている。そうしないと株価3ケタから5ケタまで複数銘柄を取り扱っているポートフォリオでは比率で考えないと管理しきれない。

このため最近では自分のポートフォリオの把握のために株数を見ないで投資金額を見るようにしている。

A社 10百万円の保有で今日は3%の上昇
B社 10百万円の保有で今日は横ばい
C社  5百万円の保有で今日は2%の下落

といった感じである。この方が合理的に考えられる。これは当たり前だわね。

 

さて、一方、自己の証券口座の資金管理についてはなかなか比率で考えられない。

例えば、今日は0.8%の損失。先月から4%のロス。などと考えればまだ気が楽なのだけど、今日は400万円の損失。などと絶対値で金額を捉えたらもう食欲は減退するし何をするにも無気力になってしまったりする。街を歩いていても自動車とすれ違うたびに今日のロスでこの車が買えたな。とか先月からのロスでこの不動産を入手できたかも。などと考えてしまう。そしてこれが悪化するとサラリーマン時代の自分の月収や年収を思い出して損失と比較してしまう。するともう完全に腰が引けてしまい次の売買への投入資金も小さくなってしまい本来得られるはずの利益を逃してしまったりする。

何とか比率で資金管理をしたいと思っているがどうしても金額を絶対値で見てしまう。そして精神的にダメージを大きくしてしまう。幸いなことに自分の株式投資の通算成績はプラスである。しかし行動経済学でも言われているように人は利益による喜びよりも損失の方が倍の痛みを感じる生き物である。これってホント真実だと体感している。儲けた思い出よりも失った痛みや恐怖の方が心と記憶に強く残っている。

この先自分が精神の安定を保ちつつ、口座資金を増やしていこうと思ったらこの資金管理を絶対値で見ては傷つく落ち込む。という悪習慣(?)を改善していかないと心身が持たないな思っている今日この頃。

 

 

 

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