買った売った儲かった

もしくは売った買った儲かった

自分が好きだったマーケティング仕事の知見を今株の売買に応用してんだなと気付いたこと。

4月3営業日経過。大型株に比して新興株が弱い動きを見せたこともあって負け越し中。3月の利益の3割弱を消し飛ばした状況。とりあえずポジション整理を行い、現金比率を高めて次の仕掛け時を考えているところ。

 

さて、さっき気づいた自分の投資スタイル(売買手法)について書く。自分用のメモ。

 

ひと言で言うとは自分が20代の時にやっていたマーケティングの仕事の延長感覚で株の売買をやってると言うことね。

 

自分が20代の時に最も力を注いだのはBtoCの消費財マーケティングの仕事だった。もう少し詳しく書くと、毎日の商品の出荷データ、POSデータ、その他各種外部データとにらめっこをして必要なデータをまとめて分析加工しそれを営業や商品開発に提供して販売戦略につなげていってもらうといったことね。あとフィールドインタビュー、グループインタビューといった調査手法を使って定性情報を取り出して利用してみたりとかね。

どうやったら自社商品を選んでもらえるのか。お客様(消費者)は何を求めているのか、どの商品が買われて、どの商品が消えていくのか。それらを追求するのが楽しかった。働き方改革、残業規制なんてなかった時代でホントに良かった。毎月100~200時間くらい残業してた記憶がある。休日の自主出勤(サービス出勤)も当たり前。仕事がたまらなく楽しかったのだ。

 

で、今自分が株式市場で銘柄選定にあたる際に、株をお店で売られている商品に見立てているなとさっき気づいた。

この会社は中身は大したことないけど世の中の流れ的に旬だから買いだとか、この会社は人気あるようだけどデータ的には消費者から飽きられつつあるようだから売りだとか、この会社は地味だが固定客もついているし商品力も落ちてないので持っておいて安心だなとか。

IPOなんてコンビニの新商品のように見えてしまう。流行に乗って玉石混交たくさん出てくるけどちゃんと商品として育つのは一部。

経営者はさながら商品パッケージの顔に相当。企業の提供する財やサービスは商品力そのもの。財務分析もするけれどそれは商品評価の一部分としか見ていない。チャートはPOSデータの販売動向だと思ってる。

そして相場参加者をお店に来るお客様のように見ている。どんな時にお腹が空いているのか、今は基礎食材、定番品が求められている時期なのか、付加価値商品、新商品が受ける時期なのか。

そんな感じでマーケットを見て投資判断を行っているなと。投資を始めて約20年が経過してようやく今気づいた。

自分が20代に没頭したあの時間が今の自分の投資スタイルの基礎となり、支えてくれてるんだなと。当時私の仕事に関わってくださった方々に深く感謝だわ。

 

なるほど。なぜか自己分析ができてしまったぞ。

自分に適した投資スタイルってのはやはり人それぞれあるんだろうな。

 

以上。自分メモ。

 

当ブログの情報の追加、変更、修正、削除等により利用者または第三者に生じたいかなる損害についても当方は一切の責任を負いません。投資は自己責任でお願いします。