5月も残すところ2営業日。
今日まで日経平均9連騰、4月末から5%の上昇と強いです。
ポートフォリオが自己最高レベルに突入した方も多いのでは。
ちなみに私のポートフォリオは今のところマイナスです。。
そんな逆境下にいる自分が本日読んだ本がこちら。
一流の逆境力 ACミラン・トレーナーが教える「考える」習慣 (SB新書)
- 作者: 遠藤友則
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/04/16
- メディア: 新書
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■読もうと思ったきっかけ:
相場をやってると毎日が逆境のように感じている。
逆境に強くなる。克服できる。などのヒントがないかなと思ったため。
■読書時間:208ページ 約1時間ちょっと (kindle版)
■内容:副題にある通りの本。「ACミラン・トレーナーが教える「考える」習慣」
イタリアの有名サッカーチームで16年間
選手のコンディション管理などをしてきたメディカルトレーナーさんの著書。
著者が実際に接してきた超一流、一流の選手達が、
ケガや不調や人間関係などで「逆境」に陥った時に
どのように考え、行動して逆境を乗り越えるのか。
トレーナーとして選手を支えてきた立場だからこそ得られた
独特な体験や知見に基づいて書かれている。
■よもやま話(読後感やらテキトーに 私なりの解釈)
著者によると
一流選手は逆境においても「いつもの倍以上練習して頑張らねば。」
とはやらないそうな。
ではどうするかというと、
「いつも自分がやっていることをコツコツと積み重ねる」とのこと。
要するに、自分が今までやってきたことが正解である。という自信があるため、
それをコツコツと繰り返し、積み上げていくことで逆境を抜け出すようである。
このくだりを読んでいて思った。
10年も相場をやっていて
総資金の20%を超えるドローダウン(損失)は何度も体験してきた。
東日本大震災では一気に資金の6割を吹っ飛ばした。
まさに毎回が逆境だなあと感じてしまう。
(全部自分が原因で逆境を招くんだけどね)
しかし、その逆境において自分が今までやってきたことはいつも同じ。
コツコツ今までのやり方を積み重ねる。それのみである。
そういう時にこそ起死回生、一発逆転のトレードを狙ったりはしない。
再現性のあるトレードの機会を待っては愚直に同じことを繰り返す。
ただそれだけである。派手さもバクチ的要素もほとんどない。
このやり方でいいのだ。そう感じさせてくれた本。
(あ、ただし自分の投資力が一流とは限らんのだな。)
プロスポーツや将棋など、勝負の世界で一線級の方の書かれた本は
投資に役立つことがたくさん書いてある。
この本もとても参考になった。
■この本をオススメする方
・スランプ的な逆境に直面している方
・常に上を向いて戦っていきたい方
■この本をオススメしない方
・勝負、挑戦が嫌いな方
・本を読むヒマもないくらい忙しい方