今年の読書1冊目。
一年の計は元旦にありということで一年の目標であるとか抱負を建てる前に、今後の社会の変化がどの様になっておくか大きな流れを把握しておくほうが良かろうと思って読んだ。
本書は著者が空想で書いた本ではない。現時点で萌芽というか兆候が見える事実に基づいて将来起きるであろう予測が列挙されている。
詳しくは本書を読んでいただきたいが、テクノロジー、人口問題、年金、天災等などについて、読んでいると日本の将来に楽観的になりにくい。というか悲観的にならざるを得ない(著者は楽観的でいらっしゃるようだが)。
とりあえず自分にできることを淡々とやっていくのみだなというのが私の読後感である。
投資家として印象に残った一言。
テクノロジーがどう世界を変えるのかを知っておかなければならない。テクノロジーに鈍感なのは大衆の証だ。テクノロジーの可能性を知り、そこに賭けた者だけが、大衆から抜け出せるのだ。
成毛 眞. 2040年の未来予測 (Kindle Locations 236-238). 日経BP. Kindle Edition.
テクノロジーに鈍い自分としては心に留めておきたい一言である。